季節の生菓子 七夕と天の川 美濃忠本店さん 雨の日に桜通線丸の内駅からお散歩

  • URLをコピーしました!

せっかくの週末が戻り梅雨の始まりの日となってしまいました。これまでの猛暑続きの毎日に変わって、雨模様の一週間が再び始まるようです。

それでも、週末の自由時間にはのんびりとお散歩したいですね。それなので美濃忠本店さんと五条橋を渡った先にある円頓寺商店街まで出かけることにしました。美濃忠本店さんでゆっくりとおいしい和菓子を購入して、ゆったりとした気持ちになって梅雨時の憂さを晴らしたいという思いと、なんといっても円頓寺商店街には雨をしのげる長いアーケードがありますので、梅雨時のお散歩コースにはもってこいだと思いました。

目次

日銀名古屋支店のある桜通線丸の内駅からスタート

丸の内駅で降車した時には日銀前の交差点の陸橋近くのにある3番出入口を利用することが多いのですが、今回は普段はあまり利用しないのですが、8番出入口から地上に上がりました。少しでも傘を差さないで済むように長い地下通路をなるべく北に向かって進みました。

丸の内駅は桜通線と鶴舞線とを繋げるために南北に長い通路があります。今回みたいな雨の日は傘をささずに地下を歩けるのがうれしいですね。丸の内駅はその点とても便利です。

地下通路の側面には、琺瑯でできた壁画がありました。それには玄耀(はるかなるものへ)という作品名が付いていました。黒い中に金色が鮮やかで、長い地下通路に幽玄な雰囲気を演出していました。日本ガイシ株式会社さんによる作品のようです。

丸の内駅の通路

地上に上がったら雨がやんでいないかなと少し期待していましたが、8番出入口から地上に上がると残念ながら梅雨空のままでした。

丸の内駅はオフィス街の真ん中にある駅です。有名な企業のビルが立ち並んでいますが、お勤めの方がお休みになる週末はとてもひっそりとしていますね。雨天のために余計に人出が少なかったのかもしれません。

鞄から取り出した折り畳みの傘を開いて、美濃忠さんまで少しだけ歩きます。本当に少しだけ歩いて五条橋です。ほんの数分です。これから目指す美濃忠本店さんは清須越で有名な五条橋のすぐそばにあります。

丸の内駅

美濃忠本店さん

美濃忠本店さんに到着しました。とても大きなお店ですね。門構えも松の木もアプローチもさすがの佇まいです。このあたりには円頓寺商店街四間道(しけみち)があります。そのため人気の散策コースになっています。美濃忠本店さんも散策コースの見どころの一つになっています。

美濃忠本店さん

とても立派な門ですので、最初は美濃忠さんでお買い物をするには少しだけ勇気が必要かもしれません。

ですが、ひとたびこの門をくぐれば、店内にはおいしい和菓子が待っていてくれます。やさしい店員さんもいらっしゃいます。

では、じっくりと門とお店の名前の書かれた立派な看板を眺めてから、敷地内に足を踏み入れることにしましょう。アプローチはきれいに手入れされていて、親子ガエルの石の置物がかわいらしいですし、ほかにもいろいろ目に焼き付けておきたくなります。

素敵なアプローチを進んでみると、戻り梅雨も風情がありますね。雨に濡れた松も緑が増して素晴らしいですし、梅雨空のもとの親子カエルの置物も楽しいです。

立派な門と松のお庭
石造の親子かえる

季節の生菓子 七夕と天の川

店内には、立派な羊羹やお饅頭のごっさまなど、たくさんのおいしい和菓子が並んでいます。今回は水羊羹にもこころ惹かれるものがたっぷりありましたが、七夕も近いこともあり、生菓子の七夕と天の川を購入しました。

季節の生菓子

七夕の彩が楽しいですね。ちょっとジョアン・ミロが好みそうな色合いです。ちょうどミロの展覧会が県美術館で開催されていましたので、そのような感想を持ちました。

七夕

織姫と彦星の色が美しいです。アクセントになっている金が星の輝きを表しているのでしょう。

天の川

お店のなかは興味を惹くものばかりです。まずはこのお人形さん。もしや、銘菓ごっさま

幸せなお人形さんのふくよかな笑顔

暖簾に描かれている文字は「中」。「忠」ではないのですね。

「笑」の書も本当に人が楽しそうに笑っている様を表しているようなとてもかわいらしい書です。

暖簾に中の字

書の額のほかにも、フクロウ(不苦労)の置物や、笑顔の招き猫の絵がありました。それから、生け花が置かれたお店の壁にはとても大きな絵が飾ってありました。何を表しているのでしょうか。象形文字のような絵が気になります。

店内の生け花や額

五条橋と円頓寺商店街

清須越で有名な堀川にかかる五条橋です。

清須越というのは1610年(慶長15年)に始まった町ごと全部のお引越しです。尾張の首府が清須から名古屋に移されることになった大掛かりなプロジェクトです。このプロジェクトにより、60000人が引っ越し、100の寺社が清州から名古屋に移りました。それだけでなく、67の町が町名もそのままに名古屋に移転されたのです。

徳川家康公はやることなすことスケールがすごく大きいですね。やってしまうのもすごいですが、今考えるとかなり迷惑な政治ですね。

五条橋
堀川
名古屋
清須越
堀川にかかる五条橋
五条橋の案内
堀川
名古屋
清須越
五条橋の説明

円頓寺商店街

美濃忠本店さんでお買い物を済ませて、五条橋を渡ると円頓寺商店街の入り口です。

円頓寺商店街
アーケード
名古屋
円頓寺商店街

この日は「ごえん市」というイベントの日でしたが、あいにくの天気でしたから人通りはまばらでした。

円頓寺商店街のイベントといえば、秋に開かれる円頓寺 秋のパリ祭です。今年は開催されるようですので楽しみにしています。名古屋グランパスを応援している円頓寺商店街が横浜Fマリノスカラーになるのも面白いですね。

円頓寺(えんどんじ)と読むのが本当らしいです。商店街は円頓寺(えんどうじ)商店街と読むのですが。子育て、安産の鬼子母神様のお寺です。商店街に面している山門が立派ですね。梅雨の円頓寺も絵になります。

円頓寺
名古屋
長久山 円頓寺

金毘羅神社も商店街に面したところにあります。名古屋弁おみくじって気になりませんか。ぜひひいてみてください。

名古屋弁おみくじ
金毘羅神社
円頓寺商店街
名古屋
金毘羅神社
amanogawatotanabata-minotyu

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

おいしいものにめがない愛知県民です。今は主に名古屋市で食いしん坊生活を満喫しています。名古屋にいながらいただくことのできる日々の和菓子と洋菓子、どちらもおいしく感謝していただいております。おいしい銘菓を求めて、たまには愛知を離れて全国を旅行したいと思っています。

目次