二枚の桜の葉に包まれたこし餡のお餅ですが、見た目も香りもすべてで春を表現している鈴懸さんの桜葉餅です。
博多の鈴懸さんのおいしい和菓子を名古屋でいただきます
鈴懸さんといえば鈴乃最中(すずのもなか)があまりにも有名ですね。見た目の可愛さだけでない本格的な最中です。
今回は、鈴懸さんの桜葉餅をいただきました。鈴懸さんといえば博多の鈴懸本店の美しい五色の暖簾の奥に設置されているシューケースの中の見事な和菓子の光景が目に浮かびます。今年は野球観戦もかねて和菓子旅行と称して博多に行きたいなと思っています。
昨年リニューアルされた名古屋駅のジェイアール名古屋タカシマヤも本店のショーケースをイメージした造りになっていて、大きなショーケースを前にすると、お買い物の時間が楽しくなります。
素朴な桜葉餅 和菓子の温かさ
鈴懸さんの商品紹介ページに次のように書いてありました。
ふっくらと蒸し上げた佐賀県産のヒヨクモチでこしあんを包み
桜の葉で挟みました。
春が薫るやさしい味わいです。
紹介文にあるとおり春が薫るやさしい味わいでした。見るだけでも一遍に春の香りに包まれます。二枚の桜の葉に風格があります。口にすると良質なお菓子をいただいている幸福感に満たされました。
春を感じる和菓子には二種類あると思います。一つは素材に春を感じる和菓子。もう一つは見た目のパステルカラーに春を感じる和菓子。
私はどちらも大好きですが、今回の鈴懸さんの桜葉餅は素材に春を感じる和菓子ですね。さりげなさを装いながらとても上質な素材から作られた和菓子です。
ヒヨクモチって?
ヒヨクモチというもち米は1971 年に福岡県で誕生したもち米で、九州の肥沃な大地から生まれるもち米なのでヒヨクモチと名づけられたそうです。特に佐賀県産が良質なもち米として有名とのこと。鈴懸さんの商品紹介にも佐賀県産のヒヨクモチとの説明がありますね。
もち米にもいろいろな種類があるのですね。ひめのもちやこがねもちといったもち米と同様に良質でおいしいもち米として知られているそうです。
おいしいもち米でした。