日中は20℃をこえる暖かい一日になりました。高岳駅からあるいて飯田町方面へ続くオオカンザクラの並木道を北に向かって散歩しました。
そこからさらに東南に歩みを進めて、久屋大通公園に向かって歩きます。お目当てはもち源さんのおいしい和菓子です。桜餅にしようか草餅にしようか、ういろうにしようか、しらたま(志ら玉)という手もあるなと、どれにしようか迷いながらもち源さんまでの道のりを楽しみます。白壁のあたりは圧倒されるような大きなお屋敷が続いていました。江戸時代には武家屋敷が連なっていたあたりなのだとか。高い壁が続く街並みに驚くばかりでした。
国道を跨いで、泉一丁目に入り、もち源さんに到着です。
もち源さんの煉りういろう しろ くろ 抹茶のうちから今回は抹茶をいただきました
もち源さんの歴史は古く、ホームページには次のように説明がありました。
江戸末期に修業先の一角で餅を売ったのが始まり、その後、東魚町、武平町、石町(現在は泉)に移り現在に至ります。
店舗に掲げられている木製の看板がその歴史を物語っているようです。貫禄と威厳があります。
引き戸から店内に入りますとすぐにショーケースがあり、たくさんのおいしい和菓子が並んでいます。そのなかから今回は煉りういろう(抹茶)のハーフサイズを購入しました。やさしい店員さんがお店の奥まではいっていって商品を持ってきてくれました。お店の奥が和菓子工房になっていて、興味を惹かれます。
店員さんがお店の包装紙に丁寧に包んでくれました。
日持ちは今日明日中とのことですので、食べきれる量にしようと考えてハーフサイズを注文しましたが、いただいてみたら、一本でもよかったかもしれません。
家に帰って、さっそく包装を開きました。すると、開いたとたんに抹茶の素晴らしい香りがして、このういろうの素材の確かさと素材を存分に生かした和菓子作りの技に感動しました。もう、口にする前からおいしさをいただいた感じです。
ハーフサイズを半分ずつに小分けしようと包丁を入れましたが、素晴らしい弾力に刃が見事に跳ね返されてしまいます。このことにも感動しました。煉りういろうというだけあって、非常にもちもちとしたういろうです。
色も抹茶の自然な感じがしていて、この色合いもおいしさの大きな要因だと思います。
とてもおいしい煉りういろうに感動しました。
名古屋でいただけるういろうはたくさんありますが、ういろうといってもそれぞれのお店の個性がはっきりとわかるのは、贅沢な楽しみの一つですね。
二葉館 旧川上貞奴邸
桜みちまつりの会場の一つである二葉館は川上貞奴さんが住んでいた邸宅だったそうです。今日は入場料200円が160円に割り引かれて、お得に見学できました。
なかにはいると、ステンドグラスの美しい大広間と二階に続くらせん状の階段が素晴らしかったです。
川上貞奴さんはマダム貞奴という名でパリで有名になった日本の女優第一号なのだとか。女優を引退後、電力王の福沢桃介とともに東区東双葉町の二葉御殿で暮らしたそうです。
まだ、早咲きの桜も蕾の状態で、今回のお祭りに満開というわけにはいきませんでしたが、二葉館の見学はとても楽しかったです。知らないことを知れるのはうれしいことですね。
旧名テレビ塔のある久屋大通公園の桜は咲いていました。