29日に不朽園さんで購入したたのしみ袋を少しずついただきました。いただいたもののなかから一部こちらのブログに残しておこうと思います。
すべておいしくいただきました。
若鮎
不朽園さんに若鮎のイメージがいままでありませんでした。不朽園さんといえば最中のイメージが先行して、おいしい餡子を使った和菓子屋さんというイメージを勝手に強く持っていたからかもしれません。
ですので、お店の入り口に貼られた夏限定の若鮎の張り紙を見たときに、ちょっと驚きました。あゆ菓子といえば餡子ではなくて求肥ですよね。柔らかな求肥がたっぷり入ったおいしい若鮎です。あゆのお顔もかわいらしい。
元気な若鮎の格好もかわいらしいです。カステラ生地のすこし甘い香りも好きです。夏!ですね。初夏!!です。
水羊羹
不朽園さんの水羊羹です。こちらも夏を高らかに宣言する和菓子ですね。
今回購入したたのしみ袋には二つ入っています。私は本煉みずようかんの小豆のほうをいただきました。こし餡仕立てのつるりとした触感の水羊羹です。
もう一つは小豆の粒が入っている小倉です。こちらは同居人の胃袋においしくおさまったようです。
さっぱりすっきりした清涼感のあるさわやかな小豆の水羊羹です。冷蔵庫で冷やしてからいただきました。夏の和菓子の王道ですね。とてもおいしかったです。つるつるつやつやな見た目も涼しいです。
大納言最中
ご存じ不朽園さんの代表銘菓のもなかです。今回のたのしみ袋には大納言最中と不朽最中のそれぞれ小サイズが入っていました。私は大納言最中をいただきました。
不朽園さんご自身が最中あっての不朽園とおっしゃっているくらい、強い思いのこもったもなかです。不朽園さんにとってとても大切な和菓子です。餡は命とまで公言されています。その餡のおいしさをストレートに楽しめる最中です。大納言の粒が大きめです。おいしくいただきました。
最中種の複雑な数学的な形状が美しく、手にするだけで高級和菓子をいただいている幸せを感じます。
もなか屋の小倉トースト
こちらはいままで食べたことがありませんでした。気にはなっていたのですが。この小倉トーストを食べてみたかったのが、今回たのしみ袋を購入した動機の一つです。
袋を開けると餡子の入った丸いケースとパン種、それから小さいスプーンが入っています。なんだかプラモデルの部品を確認しているようなワクワク感がたまりません。完成形を思い描いて、これから仕上げにかかります。
餡子とコーヒーの相性が良いのは感じておりましたが、このもなか屋の小倉トーストはコーヒーにぴったりなおいしさです。今回のコーヒーはイトウコーヒーさんの白壁ブレンドです。白壁というのは名古屋市東区の歴史を感じさせる街並みが残るあたりの地名です。江戸時代は武家屋敷だったのだとか。白壁・主税・橦木町並み保存地区になっている地区です。
イトウコーヒーさんの創業者が焙煎業を始められたのが白壁だったそうですから、その創業の地を冠したブレンドコーヒーということになりますね。名古屋の喫茶店でなじみのあるコーヒーかもしれません。
種パンにはバターが入っているようです。その種パンに粒餡を乗せていただきました。最後の仕上げを自分でする楽しさがありますね。小さいスプーンが良くできていて、たっぷりの餡を残さず上手に掬い取ることができます。しっかり計算されていて、細かいところまですごいと思いました。
おいしくいただきました。ごちそうさまでした。
もちろん数日にかけてこれらの和菓子をいただきました。たのしみ袋は名前の通りたのしい時間を約束してくれました。