むらさきやさんに行ってきました。今回は伏見駅と直通している伏見地下街から地上に上がりました。地上に上がると、むらさきやさんはその出入口の真横にあります。
伏見地下街とあいちトリエンナーレ
むらさきやさんの店舗は地下鉄東山線伏見駅の東改札口直通の伏見地下街のA出入口を出たところにあります。
伏見の地下街の歴史は古いです。名古屋の地下街と言えば名古屋駅の地下街と栄の地下街がすぐに浮かびますが、この伏見の地下街もそれらの地下街に一日遅れでオープンしたのだそうです。昭和32年11月の出来事です。その当初は伏見駅と長者町を結ぶ地下の繊維問屋街だったそうです。
現在は婦人服屋さんのほかにもおいしいお料理やお酒を楽しめるお店、そしてアートな地下街に様変わりしていますね。あいちトリエンナーレ2013の際に出入口が今のような青いアート作品になりました。2010でも伏見地下街はトリエンナーレの長者町エリアの会場になっていました。そして、今も伏見駅から長者町までの地域はアートに触れることのできる一帯になっています。
伏見地下街とトリエンナーレは深いつながりがあったのですね。
トリエンナーレの会場になったことで、伏見地下街の出入口そのものがアートになっています。なんでもアートにしてしまう現代アートはすごいですね。のん兵衛さんたちの出入口がこんなアートになりました。
むらさきやさんで一服
むらさきやさんに到着です。今回は求肥と大島餡のマッチングを楽しめる生菓子の鮎をいただきました。
むらさきやさんはお店の名前があるのみで、なかなかおいしい和菓子屋さんだとは思われにくいかもしれません。蕨餅とかの幟もどら焼きのポスターもありません。錦通り側からはこのような看板がみえます。
桑名町通りに入ったところに、むらさきやさんの店舗の入り口があります。きれいな花が飾られています。そして営業中という札がかかっています。
お店に入るとおおきなショーケースがあります。羊羹の見本が並んでいるようです。私は上生菓子の見本の中から求肥と大島餡のコンビネーションを味わえる鮎をいただくことにしました。元気な鮎が飛び跳ねています。
喫茶室には先客で外国の男性のお一人様がいらっしゃいました。和菓子と抹茶を楽しまれている外国のお一人様って素敵ですね。
私も席にすわり、先ほど注文した和菓子を待つことにします。その時間、素敵なお庭やお花を楽しむことにしました。庭に差し込む光の美しさ、飾られた花にもうっとりしてしまいます。錦通りに面しているのに、静寂が守られています。
むらさきやさんの黒砂糖のコクがとても好きです。今回の生菓子もおいしかったです。幸せを感じ、活力をチャージして、お店を出ました。