戻り梅雨が終わり、本格的に夏の暑さが始まったかなと思ったら、昨日は少しさわやかな風が時折広小路通りや錦通りを吹き抜けていました。
伏見駅の御園座近くのうどん屋さん 五城さんで味噌煮込みといただいた後、せっかく伏見まで来たわけだし、すこし歩いてむらさきやさんに向かいました。
手打ちうどん 五城(ごじょう)さん 伏見駅御園座そば
伏見駅で降りて御園座に向かいました。御園座さんはタワーマンションと一体になった建物の低階にあります。先日の舞台『千と千尋の神隠し』御園座公演がコロナの影響で中止になってしまったこともありましたが、このコロナ禍の状況でも頑張って私たちに娯楽を提供してくれています。
建築家の隈研吾さん監修デザインの新しい御園座はこの辺りの雰囲気を一変させてしましました。新しいといってもかなり経ちました。伝統的ななまこ壁の意匠を継承した建築デザインです。建築の影響力をものすごく感じた御園座の新ビル出現でした。隈研吾さんは名古屋でも大活躍ですね。
御園座の裏にあるからくり人形白浪五人男ですが、こんな感じになっていました。日本で最初の台詞付きからくり人形です。昭和4年当時の名優による台詞で1日5回、歌舞伎の名場面を再現しているはずですが、修理中かな。
御園丸正さんの入り口には土用の丑のうなぎの広告が貼られていました。ウナギの日ですね。
手打ちうどん 五城さんはからくり人形のすぐそばにあります。うどんやそばなどメニューがたくさんありますが、味噌煮込みうどんをいただきました。
メニューはたくさんありますので、どれもおいしそうで迷ってしまいますが、一番人気は、名古屋名物味噌煮込みうどんだそうです。
土鍋ではなく鉄鍋なのが楽しいです。鉄鍋の味噌煮込みって珍しいですね。
とにかくこれだけのボリュームです。夏の空調の効いた店内の通路を店員さんがアツアツの味噌煮込みを私の席まで運んできてくれます。その間の湯気がすごいです。目の前の届けられてからもずっとその湯気の立ち具合を楽しめます。そして、味噌煮込みのあの香りが素晴らしいです。
あっさりとした味わいが良かったです。あっさりしていて全部味噌を飲み干してしまいました。赤みそは色から想像するよりも意外に塩分は少ないようですよ。
むらさきやさんの水ようかん
むらさきやさんは御園座から少しだけ歩いたところにあります。錦通りまで歩きます。
むらさきやさんの水ようかんは夏の間に一度はいただいておきたくなります。夏の時期にいただいておきたい水ようかんのうちの一つです。
とてもおいしい水ようかんです。人気商品ですね。
今回は店内の茶房で抹茶とともにいただきました。茶房はとても落ち着ける空間になっています。先にお支払いを済ませてから、暖簾をくぐって先に茶房までの通路を歩いていきます。
席についてほどなくして席まで店員さんが抹茶セットを届けてくれます。おいしそうな水ようかんのつやと色合いです。器も素敵ですね。
中庭の緑に癒されながら、おいしい水ようかんと抹茶をいただきました。水ようかんも作り手の個性が当然ながら現れます。そのどれもが楽しいです。むらさきやさんの水ようかんはなめらかさが特徴で、それなのに味に絶妙なコクがあります。おいしいです。