両口屋是清さんの名古屋銘菓千なりが4月1日、23年ぶりにリニューアルされるというニュースが3月10日に発表されて以来、待ちに待ったこの日がついにやってきました。
発売日当日の新聞折り込み広告に驚き 23年ぶりのリニューアル
両口屋是清さんは4月1日当日の朝刊の折り込み広告を用意していました。
朝それを目にしたとたん、一気に目が覚めました。コーヒーをいただきながら、その折り込み広告にじっくり目を通していると、新しい千なりにかける老舗和菓子屋さんのものすごい意気込みが伝わってきました。
23年ぶりのリニューアルというのは本当に大変なことなのですね。
翌日の土曜日の朝、両口屋是清さんの東新町店まで新・千なりを買いに出掛けることにしました。新しい千なりはどれくらい、これまでよりもますますおいしくなっているのか確かめたくて、朝からワクワクして駅に向かいました。
東山線新栄駅はヤマザキマザック美術館に直結しています
名古屋市営地下鉄東山線新栄駅1番出入口から地上に上がります。新栄駅はヤマザキマザック美術館と直結している駅です。
ドラクロワやフランソワ・ブーシェの「恋文」、エミール・ガレのランプなど素晴らしい芸術作品を落ち着いて鑑賞できる美術館です。フランソワ・ブーシェの「恋文」は素敵ですね。
そしてこの辺りには芸術創造センターもあり、アートな施設が集まっている感じがいたします。
両口屋是清さん 東新町店
今日は花より団子の日ですので、美術館には寄らずにまっすぐ両口屋是清さんに向かいました。
1番出口からすぐに目の前の横断歩道を渡って西にまっすぐ歩きます。
歩いて5分ほどでしょうか、シャンソン・ド・ブーケ・プティパリさんのお隣の東新町店に到着です。
ところでシャンソン・ド・ブーケ・プティパリさんの入り口の扉の横にパリ祭のポスターが張られていました。美川憲一さん、山本リンダさん、ピーターさんなどそうそうたる顔ぶれが総出演するイベントです。名古屋でのパリ祭は7月13日に愛知県芸術劇場大ホールで行われるようです。
やはり今回は花より団子ですので、パリ祭よりも千なりです。さっそく両口屋是清さんの扉を開けることにします。自動扉の前に立つだけですが。
新しい千なり 小豆粒あん、抹茶あんそして林檎あん
店内には新しい千なりを紹介するポスターが飾られています。お知らせにあったように、小豆粒あん、抹茶あん、そして新登場の林檎あんです。
すべていただきたかったので、3種類をそれぞれ2つずつ注文しまして、包んでいただくまでしばらく店内の様子を眺めることにします。
お店の奥に素敵なアートが飾られていました。そのアートを眺めて包装していただくまでの時間を楽しみました。
二羽が交差している優雅な様が何を象徴しているのかは私にはわかりませんが、とても構図の美しいアートに感じました。もしかしたら愛と平和の象徴なのかもしれませんね。孔雀が愛を語り合っているのでしょうか。
新しい千なりのパッケージがメルヘンタッチになりましたね。
大きな木が立っています。黄色いマフラーと赤いコートをまとった少女がその大きな木の横を通る長い道を進んでいきます。この先ずっと続いていく長い道のり。少女はどんな足跡を残してこれから前に歩みを進めていくのでしょう。
そして、黄色いパッケージの小豆粒あんでは青い鳥が二羽楽しそうに木の下で戯れています。
緑色のパッケージの抹茶あんでは二匹のたぬきたちがお茶を楽しんでいるのでしょうか?
ピンク色のパッケージの林檎あんでは二羽のウサギたちが大事そうに林檎を抱えています。
お会計の前に、簡単なアンケートに答えたら、試食用として林檎あんの千なりを一ついただきました。ありがとうございます。
3種類どれもとてもおいしかったです。リニューアルしてもちろん良かったです。でも時々は紅粒餡も復刻してほしいなと思ったり。
広告にもあったように、小豆粒あんの千なりはふんわり間のアップした焼き皮に合わせて餡のボリュームのアップしていました。
千なりの焼き印はそのままですね。その理由は両口屋是清さんの千なりのページにありました。
古来より、末広がりの形から縁起がよいとされる瓢箪。3つ揃えば三瓢子(三拍子)、6つ揃えば六瓢(無病)とも言われます。包装紙等は大きく変更いたしましたが、こちらの「千なり瓢箪」は今も昔も変わらぬデザインです。
少し長くなりました。抹茶あんと林檎あんについては明日のブログにいたします。