オアシス21をメイン会場に開かれたＮAGOYA RAINBOW PRIDEというイベントに大須ういろさんが出店していました。大須ういろさんは大須商店街の仁王門通りに本店を構えるとても有名な老舗和菓子屋さんです。同じ通りの並びには青柳ういろうで有名な青柳総本家さんの本店もあって、名古屋のういろ（ういろう）をたらふく楽しめます。
NAGOYA RAINBOW PRIDE
オアシス21で5月14日に開催されていたNAGOYA RAINBOW PRIDEは、性的指向および性自認（SOGI）にかかわらず、すべての人が、より自分らしく誇りをもって、前向きに楽しく生きていくことができる社会の実現をめざすイベントです。オアシス21の銀河の広場をスタートして久屋大通を若宮通りまで南進し、そのあと大津通を北進してオアシス21に戻ってくるまでのコースをパレードしたそうです。
象徴的なレインボーにはそんな多様な世界の実現に向けての強い意志が込められていることわかりました。赤と青だけでない様々な色彩がそれぞれの個性を表現している世界はどれだけ美しく楽しいことでしょう。
大須ういろさんが生レモンのウイロキャンデーをカラフルな包装紙に包んで販売していたのはそういう意味だったんですね。ういろはいろいろな味を楽しめる和菓子ですから、今回のイベントにぴったりな感じがします。次回はいろいろな味のウイロキャンデーを楽しめたらうれしいです。
ウイロキャンデー 生レモン
レインボーを表す色とりどりの包装紙で包まれた生レモンのういろです。
皮まで丸ごと食べられる国産の生レモンを使用したさわやかな味のもっちりとしたういろです。本当にさわやかな味で、おいしいなと感じられるういろでした。当日は少し暑いこともあって、生レモンのういろがこの日のためのウイロのように感じられましたよ。
大須ういろ
名古屋名物のういろが看板商品ですね。
1947年に大須にて創業されました。とてもまじめな会社というイメージがあります。
ういろとないろ。
1987年に今も愛され続けている一口ういろ販売開始。2005年の名古屋で開催された愛・地球博公式ライセンス商品出品。名古屋を代表するういろの名店です。
そして、2015（平成27）年にウイロバー。食べやすいおいしいウイロです。さらには2017（平成29）年にういろモナカ。ひらがな、カタカナ、自由自在なネーミングですね。
2019年にはＧＵＣＣＩ名古屋店オープン記念ノベルティ商品。なんだか組み合わせがすごいことになっていますね。誰が考えたのでしょう。
2022年はGODIVA Monthly Chefs Selectionとして、ウイロバー チョコレートアソートメント！
大須ういろさんのホームページには次のような紹介がありました。
商品づくりでは、パティシエ経験のある当社製造部の梶亜津紗係長が大切な役割を担いました。
梶亜津紗係長の話長めで紹介してあります。
「チョコレートのういろを作るとともに、層を重ねてほかの味との組み合わせも楽しんでもらえる商品を目指しました。まず、チョコレートは、ういろに合う原料を探すところから着手。酸味など個性の強いタイプもある中で、ういろとの相性がよく、カカオの香りが立ち、食べやすい味に仕上がるものを選びました。製造方法でも課題はいろいろあり、チョコの原料をたくさん投入したらおいしくなるわけではなく、その配合や火の入れ方も重要です。固まりにくさや油脂の口当たりなども一つひとつクリアして、求める味に近づけていきました」。
ゴディバのホームページには係長の近影写真付きで、こちらも長めの商品紹介があります。
チョコレートを練り込んだういろに、和の素材である小豆、抹茶、柚子を合わせた3種類のウイロバーです。
名古屋名物であるういろは、お米の優しい風味や、もっちりとした食感が美味しい蒸し菓子です。
今回、チョコレートは、カカオの風味のしっかりした、かつ、ういろのもっちり感を損なわないものを使用しました。さらにカカオの香りをより感じられるよう、高級カカオパウダーも併せて使用しています。
ほろ苦い濃茶の芳醇な香り、小豆のこしあんを使用したないろのやさしい甘さ、ふわっと爽やかに香る柚子、この3種類の和の素材、それぞれチョコレートとの相性は抜群です。
美しい3層×3種類の見た目、味の濃さやバランス、口の中で変化していく3層の順番、組み合わせ、すべてにこだわりました。
バーにさしてありますので、手軽にお楽しみいただけます。
この商品が、ご家族やご友人、大切な人との、楽しく美味しい、素敵な時間の一助となれば幸いです。
商品開発に遊びごころを感じるのですが、それすらもまじめです。
まじめにこつこつ新しいことを楽しんでいる感じが大好きな和菓子屋さんです。
今回のNAGOYA RAINBOW PRIDEに出店してのウイロキャンデーにもまじめさが感じられます。
大須ういろさんの次の展開が待ち遠しいですね。
