桜の開花宣言がもうすぐそこのようです。昨日JRに乗って訪ねた鶴舞公園の桜も蕾が膨らんでいましたし、注意深く観察すると咲いている桜を見つけることもできました。来週末は咲いていそうですね。
つばらつばら
鶴屋吉信さんの銘菓つばらつばらをおいしくいただきました。
きれいに焼かれたもちもちの皮に粒餡をバランスよく挟み込んだ上品な和菓子です。
手にしたとき、指先に跳ね返るもちもちとした弾力としっとりした感触からもおいしさが伝わってきます。口にするとその期待通りのおいしさです。
一つだけでなく二つ目もいただきたくなります。
もち粉のおいしさと粒餡をそのままシンプルに楽しむことができる銘菓です。焼き印を加えなかったのもシンプルさが和菓子の楽しさを教えてくれるようです。
「つばらつばら」は「しみじみ」とか「こころゆくまで」という意味だそうです
万葉集の大伴旅人という名前は聞いたことがあるような気がいたします。
浅茅原つばらつばらにもの思えば 故りにし郷し思ほゆるかも 大伴旅人
大伴旅人が大宰府長官として九州に赴任したとき、しみじみと物思いをしていると故郷の都のことがあれこれと心に浮かんでくると詠んだうたなのだそうです。
つばらつばらという名前にはそんな思いが込められているのですね。
パッケージにはいろいろなバージョンがあります
今回のつばらつばらは桜のパッケージのものでした。通常はよろけ縞ですが、2月から4月はこの桜のパッケージ、9月から11月は紅葉のパッケージなのだそうです。どのパッケージも素敵なデザインですが、季節感を意識したパッケージが和菓子をいただく時間の楽しさを増してくれますね。
今回の粒餡のほかに抹茶もおいしいです。
このほかにも、桜の焼印が入った春限定のつばらつばらがあるそうです。白小豆を散らした桜色の餡だそうです。焼き印が気になってます。どんな焼き印なのでしょう。京都地区と公式オンラインショップ限定の展開のようですが、限定というマジックワードに弱いので、オンラインショップを利用してみたいなと思います。
さらには、きざみ栗の入ったこしあんを包んだ秋限定のつばらつばらもあるそうで、同様に京都地区とオンラインショップ限定の展開のようです。公式オンラインショップでお買い物ですね。