あんこ作り一筋 とう吉饅頭
とう吉饅頭を買いに桜通線に乗りました。お店の最寄り駅は東山線の中村公園駅もしくは今回利用した桜通線の中村区役所駅(来年には駅の名前が太閤通駅に変わります)になると思います。両方の駅からも歩いて10分くらいのところにあります。中村日赤駅からも同じくらいの距離にあるでしょう。
秋暑しといった感じのお天気でしたので、お店に到着したころには少し汗をかいていました。
お店の入り口には大きな紙に墨で和菓子の案内が書いてありました。きれいな毛筆です。
それによると、ことしはいつもよりも早く十五夜になるそうです。お月見団子をお供えしないといけないですね。和菓子は季節とともにあることを教えてくれます。そのほかにも敬老の日には赤飯まんじゅう、お彼岸にはおはぎですね。
今日の目当てはとう吉饅頭です。
中村区のこの辺りは太閤通りがあります。豊臣秀吉にゆかりのある地域ですね。ちなみに今日利用した中村区役所駅は中村区役所の移転に伴って駅名が太閤通となることが決まっているみたいです。桜通線の始発駅が太閤通駅というのは不思議な感じがいたします。
とう吉饅頭さんの建物に千成瓢箪のマークがありました。千成瓢箪といえば豊臣秀吉の馬印だそうです。名古屋の和菓子にはこの千成瓢箪をイメージするものがあります。両口屋是清さんの千なり、中村公園駅前にある孝和堂さんの豊太閤もなかなどが浮かびます。秀吉と言えば出世人秀吉のめでたいイメージがあります。和菓子はどれもとってもおいしいです。
とう吉饅頭
和菓子屋さんのショーケースにはたくさんおいしそうなものが並んでいます。今日はこれを購入するぞと決めてからお店に向かうのですが、いつもショーケースの前でほかのにしようかなとか、あれもこれも買ってしまおうかなとか迷ってしまいます。
おいしくいただくためには、日持ちのことも考えて買いすぎないようにしないといけません。今回購入するのはとう吉饅頭です。
お饅頭の包装には大小のひょうたんがかわいく寄り添うように二つ並んで描かれています。秀吉とねねでしょうか。尾張の方言が聞こえてきそうです。ローマ字でTOUKICHIとかわいく書体で印刷されています。
包装と外すと白い饅頭が美味しそうです。佳い香りもしてきます。米麹の独特の香りでしょうか。
お店の看板商品である酒元まんじゅうです。素朴な感じいただいてとてもうれしくなるお饅頭です。皮も餡もおいしいですね。いくつもいただいてしまいそうです。