和風パイ 手風琴のしらべ 備前屋さん 岡崎市伝馬通

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手風琴のしらべをいただきました。岡崎市伝馬通にある備前屋さんのおいしい和風パイです。本店は岡崎にありますが、名古屋でも購入できます。名古屋のおみやげとして全国にファンが多いという話もきいたことがあります。ですが、岡崎の銘菓です。

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手風琴のしらべ 144層の折パイ

手風琴とはアコーディオンのことを言うのだそうです。手を使って空気を巧みに動かして音を出す楽器ですから、手風琴という漢字表記はきれいな表現ですね。アコーディオン同様に手風琴という発音も美しいです。

アコーディオンと言えばパリの街が似合いますね。シャンソン、パリ・ミュゼット。手風琴が和風パイと名づけられたのはバターと餡の絶妙な組み合わせの妙からきているのでしょう。

手風琴のしらべの折パイの層が、アコーディオンの蛇腹に似ていることからつけられた名前だそうです。たしかにその通りですね。和と洋の上手な取り合わせの完成形の一つだと思います。

手風琴のしらべ
備前屋
名古屋土産
岡崎
伝馬通
手風琴のしらべ
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備前屋
名古屋土産
岡崎
伝馬通
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備前屋さんによる手風琴のしらべの紹介のなかにびっくりする記述がありました。

『手風琴のしらべ』は、備前屋で一番人気の焼き菓子です。
発酵バターの豊かな香りを生かした、144層の折パイで、北海道産の小豆を自家製餡したしっとりなめらかなこし餡を包みました。

なんと144層です。どうやって数えるのだろう。すごいですね。パイって作るの大変ですね。その分おいしいのですけど。

北海道産の小豆を白双糖を使って注意深く炊くことで、あっさりとした甘みにしているそうです。本当にあっさりとしている甘さで、風味豊かなバターとこし餡が相互に引き立てあっています。そんなおいしさです。

備前屋さんは岡崎の名店です

名古屋駅周辺でもお求めやすいので、名古屋土産に使われることも多いと聞きますが、先にも申しましたように、手風琴のしらべを製造している備前屋さんの本店は岡崎市伝馬通にあります。通りにある白を基調にした店舗の美しさには目を瞠るものがあります。

天明二年(1782年)に当時の岡崎藩の東海道伝馬宿で創業された歴史ある和菓子屋さんです。10代将軍徳川家治の時代ですね。すごい歴史です。備前屋さんと言えば淡雪が代表銘菓ですが、一番人気のあるのはこの手風琴のしらべなんですね。

どうして備前?

備前屋さんの備前って岡山のイメージがありますが、どうして岡崎なのに備前屋さんなのでしょう。

創業当時の岡崎城内にあった備前曲輪が関係していて、ちょうど岡崎市康生通西2丁目あたりにあたるそうです。それで備前屋さんなのですね。ホームページに紹介してありました。なるほど勉強になりました。

資料が残されているわけでは無いのですが、一説によれば、当店「備前屋」の「備前」は、創業(天明二年/1782年)当時岡崎城内にあった「備前曲輪」を由来としたものと思われます。
「備前曲輪」は図の丁度真ん中あたり、岡崎市康生通西2丁目あたりになります。
備前曲輪の「備前」は、江戸幕府初代将軍徳川家康に仕え、戦はもとより関東支配に多く貢献した「伊奈忠次」の官職「備前守」を由来とするものです。

窯出し風手風琴のしらべ

手風琴のしらべに自宅でひと手間かけてさらにおいしくしようという提案をされていたりします。それがおうちでやってみよう窯出し風の手風琴のしらべです。備前屋さんはおちゃめなところがありますね。どこか青柳総本家さんの焼ういろうに通じる面白さがあります。

作り方の紹介がしてありましたので、ここでも紹介します。

まず手風琴のしらべに粉糖をたっぷりかけます。横から見て厚みがはっきりするくらいにたっぷりかけるそうです。

次に予熱した180℃のオーブンで8分焼きます。パイの部分の粉糖が熱で溶けて飴色になったら出来上がり。

ためになる情報として、アルミのカップなどに入れて焼くと、餡で焦げ付くのを防ぐことができるそうです。それから焼き立ては熱いので、やけどしないように冷めてからお召し上がりくださいとのことでした。

今度手風琴のしらべを購入した際には、試してみる価値大いにありですね。

tefuukinnnoshirabe-bizennya

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この記事を書いた人

おいしいものにめがない愛知県民です。今は主に名古屋市で食いしん坊生活を満喫しています。名古屋にいながらいただくことのできる日々の和菓子と洋菓子、どちらもおいしく感謝していただいております。おいしい銘菓を求めて、たまには愛知を離れて全国を旅行したいと思っています。

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