確実に春の足音が聞こえてきます。プロ野球のオープン戦も始まり、期待の若手選手が活躍を見せると早く開幕にならないかなという気持ちになります。
一年を通して桜を感じられる道づくりを進めます 日銀前~桜通大津交差点
春の足音につられて、両足が地面から5ミリほど浮き上がったようなフワフワした感覚を覚えながら桜通りを歩いていました。
すると、こんな立て看板がありました。桜天神のあたりにメインとなる桜を配置したり、桜を使って魅力的な街にしようという計画のようです。完成を楽しみに待ちたいですね。
いちご羽二重 尾張菓子きた川さんの銘菓
尾張菓子きた川さんのいちご羽二重は苺をこし餡でくるんだところにふわりとした羽二重餅をかぶせた和菓子です。寒さで布団から抜け出す勇気をもてない苺が真っ白なふんわりとした布団に包まっているようなかわいらしい銘菓ですね。早く起きないと遅刻してしまうよ。
羽二重餅はやわらかくてふわっとしたお餅ですが、このおいしいこし餡にくるまれた甘酸っぱい苺をさらにくるんでいる羽二重餅ははるか想像の上をいくやわらかさです。ふんわり具合を期待していたところ、軽くその期待をこえてくれます。
真っ白な羽二重餅は純真無垢を表象しているかのようです。
その純真無垢な包容力で新鮮な苺の甘酸っぱさとこし餡のはかなさを存分に引きたてています。皆さんから愛されている和菓子です。
へそくり餅 面白い名前の銘菓
もう一つ、きた川さんの名刺代わりの銘菓、へそくり餅です。
甘い蜜漬けされた金柑の一粒そのままを羽二重餅で包んで、寒天で艶やかにコーティングされたおいしい和菓子です。
きた川さんがネーミングの由来について教えてくれます。
金柑を小判に見立て、絹の羽二重で包み隠す様子から「へそくり餅」と名付けました。(きた川さんのホームページによるへそくり餅の紹介文より)
金柑を小判に見立てたのが想像力のなせる業ですね。金柑の実は一本の木にたくさん実ります。小判がザックザクですね。
絹の羽二重で包み隠す様子とありますが、本当に絹のような羽二重のやわらかさと艶やかさです。
きた川さんにとりましても、店頭販売を始めたころに関東のデパートの催事で人気を得て、全国に知られるきっかけになった和菓子だそうです。ネーミングといい、金柑まるごと羽二重餅で包むアイデアは素晴らしいなと思います。
おいしい和菓子を考案してくれてありがたいですね。
とてもおいしいです。癖になるおいしさです。気を付けましょう。