端午の節句の和菓子をいただきました。両口屋是清さんの粽と兜という名前の上生菓子です。子どもの日は柏餅、粽などが美味しくいただけますね。たくさんの和菓子屋さんがおいしい柏餅や粽を用意してくださいます。
両口屋是清さんはデパートにも出店されております。今回は名古屋駅に用事がありましたので、JR名古屋タカシマヤさんのデパ地下で購入しました。両口屋是清さんのお店は、デパ地下だけでなく地下街にもたくさんあります。ですので、とても購入しやすいですね。
下の写真は本町店(仮店舗)と東新町店の外観です。本町店には千なりの紅粒餡が生産販売されなくなるというニュースを聞いて、最後に紅粒餡の千なりを購入するために三月末に伺いました。東新町店にはリニューアルされた千なりを購入するために4月初旬に伺いました。
両口屋是清さんの直営店に建物自体や看板には興味を惹かれるものがありますね。ちなみに東山や八事の店舗も素晴らしいです。
両口屋是清さんの柏餅
柏餅と言えばこし餡の柏餅しかしらなかったのですが、数年前に粒餡の、しかも蓬入りの緑鮮やかな柏餅のおいしさを知りました。緑の葉っぱを開くと、蓬の緑色のお餅が出てくるのは楽しい初体験だったことを覚えています。
そして、先日みそ餡という変わり種の柏餅の存在を知りました。みそ餡は白みそを使用しているとのことで、京都の仙太郎さんや、東京の亀屋万年堂さん、とらやさんのショーケースにも並んでいます。そればかりでく、今池のしらいしさんや瑞穂通商店街の山田餅本店さん、古渡町交差点そばの不老園さんなど名古屋のおいしい和菓子屋さんでも販売されていることを知りました。みそ餡の柏餅を今年はいただいておりませんが、来年はぜひとも挑戦してみようと思います。
ちなみに両口屋是清さんではみそ餡の柏餅は作られていないようでした。
両口屋是清さんの柏餅はういろう製で、そのもっちりした触感とつるんとした気持ちよさが上質なこしあんのおいしさを包みこんでいる柏餅です。粒餡の柏餅もあります。こちらはよもぎを使っていて、これもおいしいですね。
両口屋是清さんの錦ちまき
両口屋是清さんでは二種類の粽を販売していました。吉野葛を使用した葛ちまきとういろうの錦ちまきです。
今回は、ういろう製の錦ちまきをいただくことにしました。ちまき専用の縦長の紙袋が用意されているのがすごいですね。きれいな兜と花菖蒲の描かれた紙袋です。大事にしまっておきたくなりますね。
ういろうのもっちり感が美味しいちまきです。紅白がめでたいですね。ちまきをいただく際に、くるくるとほどいて笹の葉を開くひと手間が儀式のようで楽しいです。
両口屋是清さんの上生菓子の兜
子どもの日には兜は欠かせないですね。兜の形をした和菓子をいただきました。お店には三種類の兜が飾ってありました。紫いろの兜は「粒あん」、黄緑のは「こしあん」、ピンクのは「白あん」です。どの兜もういろうで作られています。
三種類のうち二つをいただくことにして、どれにしようか迷いました。どれも美しい色と形状をしていますね。とくに紫色の兜は花菖蒲を想わせて美しいです。
ういろうのもっちり感が楽しめました。和菓子は想像力豊かな素晴らしい文化ですね。食いしん坊なだけですけど、和菓子をいただくと力が湧いてくる感じがいたします。
ごちそうさまでした。