水ようかんを万年堂さんでいただきました。3年ぶりに開催されることになった7月最終の週末の覚王山夏祭りを楽しみにしていたのですが急遽都合がつかなくなり断念しました。
そして今回、覚王山夏祭りの翌週に音連れることができました。とてもよく晴れた天気に恵まれた楽しい一日になりました。揚輝荘、日泰寺、それから本山方面まで散歩して、また覚王山まで戻って万年堂さんで水ようかんをいただくのを最終ゴールに設定した散歩コースです。
万年堂さんの店舗です。新栄にあった移転前の店舗もそうでしたが、覚王山商店街の新店舗もとてもスタイリッシュですね。
万年堂さんの水ようかん
万年堂さんは昨年覚王山商店街に移られたばかりでして、先週行われた覚王山の夏祭りには初参加だったようです。
ようやく夏まつりや花火大会などの人が集まるイベントも復活してきましたね。ようやくコロナ禍から抜け出して、日常の楽しさを味わえる日ももう少しかもしれません。コロナ禍ということもあり、例年よりも時短での開催だったようですが、約3年ぶりの夏祭りを開催できて商店街としてもホッとできたことでしょう。参加したかったなあ。
この日は夏の日差しが気持ちよくてかなり長距離の散歩をしましたので、万年堂さんを訪ねたときは結構へとへとでしたが、お茶とともにおいしい水羊羹といただくことができて、生き返った気持ちになりました。
水ようかんはなめらかさと上品なこしあんの甘さが特徴です。癒される和菓子です。和菓子の癒し効果は特に暑い夏には効果てきめんです。
手前にある白い紙に包まれてあるのは松露糖です。とってもおいしいお菓子です。中の餡がとても上品なのです。万年堂さんの見事な和菓子造りの技が感じられる小さなかわいいお菓子です。
揚輝荘 松坂屋初代社長伊藤次郎左衛門祐民さんの別邸
今回のお散歩では覚王山にある揚輝荘を見学してきました。松坂屋初代社長である15代伊藤次郎左衛門祐民さんの別邸だったところだそうです。大正7年から建設を開始し昭和14年ころ完成したときには約一万坪の敷地に30数棟の建物が建っていたそうです。想像が難しい規模ですね。
揚輝荘は単に祐民さん個人の別荘にとどまらず、皇族、政治家、実業家、文化人などによる園遊会、観月会、茶会などが数多く 開かれる豪華な迎賓館、社交場となっていたそうです。それだけでなくアジア留学生の寄宿舎としても使用されていたという素晴らしい歴史のある施設です。国際交流が当時から盛んだったのですね。
白雲橋(はくうんきょう)の天井に飾られている竜の墨絵に女性の横顔が発見されたというスクープが2012年の中日新聞に大きく報じられたそうです。その日の中日新聞の記事が白雲橋に掲示してありました。いわれてみると女性の横顔に見えてきます。この日の揚輝荘の見学で一番面白かったところです。
茶室の三賞亭(さんしょうてい)から望む日泰寺の五重の塔です。手前の池の水面に五重の塔が写っています。残念ですが写真では分かりにくいですね。
伴華楼には松坂屋の暖簾が展示してありました。歴史を感じてしまいます。伴華楼は昭和4年に鈴木禎次さんの設計で尾張徳川家ゆかりの座敷に洋室等を加えて建築されました。当時から、生活と文化を結ぶマツザカヤさんだったようですね。
覚王山日泰寺
このブログにもたびたび登場する覚王山日泰寺です。
広々としていてせかせかしていない感じがとても寛げます。ただし、日を遮るものが少ないので夏の暑い日には夏を満喫するつもりで参拝しています。五重の塔が美しいですね。
日本仏教徒超宗派で設立されたお釈迦様が眠るお寺として有名です。日泰寺のホームページは次のようにありました。
運営に当っては現在19宗派の管長が輪番制により3年交代で住職をつとめ、各宗の代表が役員として日常の寺務に携わっている、日本でも唯一の全佛教寺院として特異な存在である。
そのようなお寺が名古屋の覚王山にあるのが今だに不思議な気がします。
覚王山ブレンド note coffee house
覚王山駅の1番出入口そばにあるコーヒーショップで覚王山ブレンドをいただきました。ホットとアイスを選べました。私はちょっと迷いましたがホットをいただくことにしました。note coffee houseという半地下にあるおしゃれなコーヒーショップです。本山のseminar box noteの直営カフェのようですね。
比較的小スペースなので落ちつけます。丁寧に入れてくれるコーヒーがとてもおいしいです。コーヒー一杯を楽しみながらお気に入りの文庫本10ページくらいをじっくり読んでいたくなるようなお店でした。
深煎りと中煎りから選べますが、こちらのちょっと迷って中煎りにしました。カップの形状や色合いも含めてほっとできる一杯でした。
この後本山の桃巌寺まで歩きました
桃巌寺は信長の父信秀の菩提を弔うために信長の弟である信行が創建したお寺です。信秀の法名である「桃巌道見大禅定門」からとられたようですね。
覚王山から本山までは東山線の一区間です。途中には信秀のお城である末盛城跡もあります。覚王山から本山まで歩きましたが、美容院がたくさんある通りでした。
本山駅から四ッ谷通りを名古屋大学方面に向かって5分くらい坂を上がったあたりに桃巌寺の入り口がありました。
桃巌寺は大仏様が有名ですね。緑色の名古屋大仏です。
緑色なのは青銅製だからです。10頭の象が本尊を支える形となっています。目、唇、耳等には金箔が施されています。15メートルあるそうです。
いろいろ見どころがたくさんあるお寺です。今度、もう少し下調べをしてから参拝しようと思いました。