梅花堂さんは名古屋市営地下鉄東山線の覚王山駅そばにあります。
鬼まんじゅうが美味しいですが、もちろん季節の和菓子どれもおいしいです。
運よく購入できました
お昼ごろに本山駅での月1の用事をすませ、お隣の駅の覚王山までの坂道を歩いていきました。
今日の目当ては梅花堂さんの鬼まんじゅうです。久しぶりに食べたくなったのです。
もしお目当てが売り切れていても、お店までの上り坂をてくてく歩いたら、すこしは日頃の運動不足を解消できるかなと思いつつ覚王山まで登っていきます。覚王山というだけあって山の上なのです。
途中、末盛の交差点の手前あたりに長い行列ができていました。どうやらオープンしたばかりの銀座緑花堂でシュークリームやフィナンシェを買い求める行列のようです。
覚王山のあたりはおいしいお店がいっぱいありますが、また一店舗、新しい人気店が誕生したようですね。ただし、自分に課した今日のミッションは昨日の夜寝る前から決めていた鬼まんじゅう一択でしたので、フィナンシェは来月の楽しみに残しておくことにしました。
坂を上り切ったところで不老園さんの前を通り過ぎます。そのまま通り過ぎるのがなんとももったいない。不老園さんは嘉永元年創業の和菓子屋さんです。店員さんがいつもやさしいです。おいしい生菓子をあったかいお茶とともにいただきたいな。
でも、今日はやはり鬼まんじゅうと決めました。もしかして明日、不老園さんの生菓子を求めに覚王山まできてしまうかもしれません。
梅花堂さんに到着しました。お店の看板が歴史をずっしりと感じさせてくれます。13時を少し過ぎたばかりだというのにショーケースのなかには切り餅がすこし残っているだけでした。
ただし、鬼まんじゅうはいつもショーケースの中ではなくて、ショーケースの後ろに立つ店員さんのその奥の台の上に包装紙に包まれた状態で並べてあります。梅花堂さんの包装紙は白地に淡い黄色で店名やかわいい梅の花が印刷されています。
今日も鬼まんじゅうはそこに並べてありましたが、予約済みのものしか残っていないことも以前ありました。
なので、おそるおそる鬼まんじゅうを2つくださいと店員さんに尋ねると、なんと後ろの台におかれた2つ入りの包装紙を持ってきてくれました。店員さんの笑顔と2個ですねという声がうれしかったです。運よく購入できました。
待てません はやく包装紙を開けましょう
家のテーブルの上で包装紙をあけるときはいつも楽しくて仕方ないです。食いしん坊がその本能を開放するときですね。
これから数秒後のおいしい体験を想像して、お茶やコーヒーを用意する時間。包装紙をあけるときのかさかさという音が鼓膜を心地よく揺すります。
鬼まんじゅうが2個姿を現しました。
ずっしり、もちもち、つやつや美肌の鬼まんじゅう
農林水産省が愛知県の郷土料理に指定している鬼まんじゅう。さつま芋と小麦粉を材料にしたおやつです。
つやつやしたお肌で、美肌ですね。ずっしりとした重みもあり、たくさんのお芋のおかげで筋肉質でもあります。
お味は一口いただくと、「そうそう、この味」と今日までいくつも食べてきたおいしい記憶が再び蘇ってきます。記憶もおいしさの一部。郷土料理とはそういうものなのかもしれませんね。
鬼まんじゅうはいろいろなお店で購入できます。お店ごとに少しづつ違いがあり、その違いがほかの和菓子に比べて少しわかりやすいように思います。それはきっとこれまでにいろいろな鬼まんじゅうをおいしくいただくことができてきたからかもしれません。
ごちそうさまでした。