昨日の両口屋是清さんの千なりがリニューアルされるというニュース。値段が上がらないとうれしいと思っていましたが、このご時世ですから、そんなわけにはいかなかったようですね。仕方ないですけど、餡が増量されるわけですから、両口屋是清さんの変化をおそれない姿勢に敬意を表し、これからもおいしくいただこうと思います。
今日は、仙太郎さんの三色団子をいただきました。
一個目の白い団子にちょこんと桜花がのっかっています
白(桜花のせ)・抹茶・きな粉の三色だんごです。
一つ目は白で、表面に桜花がのっかっていますね。白い球体にピンクの春が訪れた感じです。かわいらしい遊び心の感じられるお団子です。
つぎの真ん中の団子は後味に苦みも残してある抹茶です。これには驚きました。しっかりとわかりやすいほどの抹茶の苦みを大事に残してあります。真ん中にある意味が分かります。
抹茶をいただいた後で、残るはきな粉を練りこんだ団子です。真ん中の抹茶をいただいたあとなので、きな粉の香りと甘さが存分に口の中に広がります。きな粉は珍しいと思います。ふつうは上から振りかけてあるのがきな粉の団子だと思うのですが、これは違いますね。団子に練りこんであるのが面白い発想だなと思いました。
ちょっと、見た目はこんにゃくにも見えますから(こんにゃくがだんごになっているわけはないですが)、口に含むとそのおいしさに余計にびっくりしてしまいました。
抹茶は縁の下の力持ちの役割を果たしているのに、どこか肩身が狭そうです
仙太郎さんの三色だんご 花とだんごには仙太郎さんの和菓子に込めた主張がよく現れていると思います。
見た目の華美よりも、素朴で自然な味わいを楽しむ、少しの遊び心も忍ばせておきたい。
仙太郎さんの和菓子に込めたそんな思いがぎゅっと込められた三色団子。とてももちもちとして食べ応えがあります。おいしいですね。
どことなく真ん中に挟まれた抹茶が両方からはさみこまれて肩身の狭い思いをしているようで、ユニークな三色団子ですね。
三人掛けの新幹線の椅子の真ん中は少し広めに作られているときいたことがあります。抹茶の団子はそんなわけにはいかず、両方から攻められているようです。ユーモラスでほほえましいですね。
仙太郎さんのとら焼き
餅粉と蓬入り生地を虎模様に焼き、粒あんを挟んで桜花を一輪のせたトラ焼き 春の香も購入しました。
日持ちするそうなので、今日は食べるのはやめておきました。夜も遅いですしね。
また、おいしくいただこうと思います。