先月末にいただいた秋の祭というネーミングの和菓子がかわいらしかったのでご紹介したいと思います。
おちょぼで有名な万年堂さんが覚王山に移転されました
万年堂さんは以前のスタイリッシュな外観はそのままで、移転後は鮮やかな緑が配置されて少し優しい雰囲気のお店に生まれ変わりました。
移転前の新栄の大きな交差点そばにあった店舗はコンクリートの外観そのままに無機質雰囲気とおちょぼというやさしい和菓子とのギャップの魅力に引き付けられていましたが、現在の店舗はより親しみやすい雰囲気で覚王山商店街の雰囲気にもだんだんなじんできている感じがいたします。
覚王山商店街ではクリームコロッケが有名な人気洋食店ひらきさん、通常のかつ丼が私には大盛り過ぎて少な目で注文することにしているうどん屋さんの玉屋さんがコロナ禍に新装オープンしました。見た目のインパクトが強烈なケーキが並ぶショーケースがいつも見ても楽しいシェ・シバタさんも新装されました。
万年堂さんが移転してこられた覚王山商店街はいろいろなお店ができてきてますます活気ある商店街になっています。おいしい和菓子屋さんが多いのも私には好ポイントです。不老園さんや梅花堂さんもあります。それから香ばしいみたらしもおいしいですし、おいしいコーヒーをもむことができるカフェも充実しています。
万年堂さんの創業時のお写真が店内に紹介されていましたので興味をもってじっくり読ませていただきました
万年堂さんの創業時の店舗の写真がもちろんモノクロ写真ですがかなり鮮明に残っていたようですね。創業は戦後の昭和24年4月3日。長い歴史のある老舗和菓子屋さんです。今の栄3丁目あたりを以前は伊勢町といったようです。その伊勢町で創業なさり、昭和42年に東桜に移転され、コロナ禍の令和3年に覚王山参道の現在の店舗に移られたそうです。
秋の祭とおちょぼ
ハロウィンを祝う和菓子です。秋の祭とはハロウィンのことなのですね。かわいらしい見た目でいただくことにしました。
食べるのがもったいない感じがいたします。お店の席に座ってお茶と一緒に運ばれてきた瞬間に疲れなんかどうでもよくなってしまうような破壊力がこの和菓子のかわいらしさにはありました。
万年堂さんといえばおちょぼもおいしいです。サービスでつけていただきました。万年堂さんありがとうございます。
万年堂さんのホームページにあるおちょぼの紹介です。
鳴門の潮風をうけて阿波に育った和三盆を主原料に精製し、丁寧にすいた最上の和紙に包みます。淡々とした味わいの中に香り高い風味をもつ代表銘菓。
ミニマムなおちょぼそのものに通じるかのように、おちょぼの紹介文にも格調の高さが感じられて素敵ですね。とてもおいしい和菓子です。
覚王山アパートに立ち寄りました
覚王山アパートに行きました。ホームページにある紹介文です。
日本で唯一お釈迦様の遺骨を安置するお寺「日泰寺」。
その参道の1本裏の四観音道沿いにあるのが、古い2階建ての木造アパートを改装した「覚王山アパート」。
築約48年(2003年時)の建物の中に、作家の手づくり作品を扱うお店やアトリエ、古本カフェなど、アーティストやクリエイターの多い覚王山らしいお店が集まっています。
丸い石が積まれた石垣の前に止められた自転車が良い雰囲気です。門柱が男の人?の顔になっていたり、じっくり観察したらきっと楽しくなれそうです。
アパートの一階にあるカフェで、彩りの鮮やかなカレーライスをいただきました。とても辛いなと感じたのですが、黄身を絡めてあるご飯が口の中をマイルドにしてくれて癖になるおいしさです。コーヒーも付いたランチメニューでした。少しは不老不死に近づけたかもしれません。カレーのパワーで元気になります。
覚王山日泰寺
もちろんこの日は秋空のもと日泰寺に参拝してきました。
日泰寺はお釈迦様の御真骨が眠る日本唯一のお寺です。日本仏教徒超宗派として建立されました。現在19宗派の管長が輪番制により3年交代で住職をつとめるとてもユニークなお寺ですね。
日泰寺の日泰とは日本とタイ国という意味だそうです。
広い境内です。毎月21日には縁日が開かれ、とてもにぎわいます。
日泰寺周辺では秋を感じることができました。山門前の交番の駐車場に咲く花です。