おいしいういろをもとめにお散歩してきました。
梅雨入り宣言があったようですね。そんな気配のしてくる曇り空から今にも雨が降ってきそうでしたが、何とかもちこたえてくれましたので、結構お散歩の距離を稼ぐことができました。とても満足です。
坂の途中の福田屋さん
千種駅から菊里町の交差点に向かって南西にすすみます。
交差点には菊里松月さんの店舗があり、和菓子の幟も見えていました。菊里松月さんのショーケースにも今の季節はたくさんの夏向けの和菓子も並んでいそうですが、立ち寄るのは次回にして、今回は福田屋さんのういろに一直線です。JR線の高架をくぐって古井ノ坂(こいのさか)の交差点に向かって緩やかな上り坂を進んでいきます。
この坂道には、福田屋さんのようなおいしい和菓子屋さんのほかにも、定食屋さん、鰻料理屋さん、お茶屋さん、お肉屋さん、それからおしゃれな喫茶店、ケーキ屋さんなどの魅力的なお店がたくさん並んでいます。福田屋さんの包装紙にはちくさ古井之坂通り福田屋とありますので、ちくさ古井之坂という名前が付いているみたいです。ちくさこいのさかどおりっていい響きがしますね。坂の傾斜が気持ちよい古道です。
福田屋さんに間もなく到着です。坂の途中に店舗はあります。
水羊羹、水まんじゅう、葛まんじゅうの幟がお店の入り口に立ててありました。すっかり夏仕様となっていますね。ですが、きょうは、ういろをいただきたいと思ってお店を訪ねました。
ショーケースには評判の鬼まんじゅうといった定番商品のほかにも、たくさんの種類の和菓子が並べてありました。どちらもおいしそうです。以前いただいた昔カステラも好みのおやつでした。子どものころに戻ってお小遣いを握りしめて買いにいきたくなる素朴さのおいしいカステラです。
本日のお目当てであるしろのういろを購入しました。それから、食べ歩き用に薄皮まんじゅうを一つだけ購入いたしました。薄皮まんじゅうがあまりにもおいしそうでしたので、誘惑された感じです。とってもおいしかったです。薄皮まんじゅうのおいしさはたまらないです。
しろのういろ
しろのういろはもっちりとしていて、おいしいです。基本のういろはしろですね。勝手にそう思っているのですが。くろや抹茶もすきですが、どれか一つとなったらしろにします。いや、そうとも言い切れないです。その時の気持ち次第ですね。さくらも好きだし。しろが続いたら別の味にしたくなりますしね。
切り分けるのに一苦労するほどのもっちり感とねっとり感が共存しているういろです。出来立てを密封して販売されています。外装をたてに切り開けると、さらに透明なラップに包まれたういろが現れます。それを丁寧に開けて、包丁で8つにういろを切り分けていただきました。
ういろはこの切り分ける作業もおいしさのうちですね。一口サイズに包装されて市販されているういろも手軽にいただけるのでもちろん好きですが、長いういろを切り分ける幸せもあります。その幸せな体験がういろのおいしさに加味されているような気がします。
ごちそうさまでした。
福田屋さんの包装紙に印刷された古地図が気になります
この古地図はきっとこの坂道のあたりのものだと思うのですが、しっかり確認したことがなかったです。今回もすっかり確認し忘れてしまいました。
なんとなくですが村の名前をたくさん確認できそうです。昨今の古地図ブームもあって、興味がわいてきますね。今度お店の方に聴いてみようかな。こいのさかどおりという通りの名前も素敵です。